「広島県から重大なお知らせがあります」と書かれた謎のホームページが公開されたのがちょっと前のこと。何だろう……と思うのは広島にゆかりのある人間だからだろうか。
この重大発表が本日行われると聞きつけ、取材を敢行した。

この日は、「おしい! 広島県」観光プロモーションの全貌が明らかになった。とにかく広島県は、おしい。この“おしい!”状況を打破し、広島の魅力を全国へアピールするために立ち上がったプロジェクトだという。たくさんの人が広島を訪れ、「おしい!」が「おいしい!」に変わることが目的。

ところで、広島ってどんなところが“おしい!”の?

● 『日本一のレモンの生産地、シェアは57%』……これは広島県のこと。
なのに、知らない人が多い。おしい!
● お好み焼き屋の店舗数は日本一なのに、『広島風』と付いてしまう。……おしい!
● 万年Bクラスの広島カープは、いつもおしい!
● 有吉さんの出身地・熊野町の熊野筆。国民栄誉賞の副賞としてなでしこジャパンへ贈られたことでも話題。日本ではなく、世界で高評価に……おしい!
● 日本三大銘醸地の『西条』……灘、伏見と並んであと一つどこ? と言われてしまう。おしい!
● 宮島、修学旅行で行ったことがありますか? ……修学旅行で行ったことがある人ばかり。
おしい!

上記に挙げたのは一例。詳しくは公式ホームページ『おしい!名鑑』で確認することができる。

この日のイベントには、平松邦夫前大阪市市長も特別ゲストとして登場し、“お好み焼き論争”を繰り広げた。「広島こそが、お好み焼きの正統。“広島風”を付ける行為を条例で禁止しましょう」と広島県知事も必死で広島をPR。

このプロジェクトについて観光大使・有吉氏は、
「積極的に広島県をアピールすることもなかったので、これから広島県のいいところを訴えていきたい。
トラブルも起こしやすい人間ですが、お任せ下さい!」と広島県・湯崎英彦知事へ意気込みを語った。

「広島県おしい!委員会」のメンバーは、有吉弘行委員長をはじめとして、秘書に杉原杏璃さん。クロちゃんに西城秀樹さん、達川光男さんや山本浩二さんまで広島出身のメンバーが集まり、広島の魅力を発信するブログも更新していくという。

今後の広島県から目を離すことができない。
(ナナ)