日本発!縮毛矯正パーマが米で話題
チャイナタウンの美容院の手書きの料金表。カット$8から
実はニューヨークでは、東洋系の女の子はもてる。特にさらさらロングのストレートヘアーは、アジアンビューティーの象徴として、人気が高い。
かくいう私もロングにしているが、バー等の暗がりで、後ろから声をかけられる率は高い。(でもそれだけだが)

ロングのさらさらストレートヘアーは、東洋人フェチ男だけじゃなく、女性達も憧れているようで、ファッション雑誌のヘアー特集では、くりくりのカーリーヘアーをアイロンで伸ばすこつとか、スタイリング材の紹介とか頻繁に掲載されている。縮れ毛の多いアフリカ系の女の子達は、強い薬品を使って伸ばしたりとか、涙ぐましい努力をしている。

でも強い薬品を使うと、どうしても髪が痛んでしまう。そこで、デリケートな髪質の日本人向けに開発された、縮毛矯正ストレートパーが流行り始めた。その名も「ジャパニーズ・マジック・ストレート・パーマ」。
私も試してみました。うふ。

韓国系の美容師さんの話によると、台湾系中国人の経営する美容院が、日本で試したことのある縮毛矯正ストレートパーマを、「日本式」として始めたのが始まりらしい。それが、さらさらロング・ストレートヘアー命の韓国系の若い女の子たちの間で大流行。そして、カーリーヘアーの白人系アメリカ人達の間でも広まっていった。おお、東方見聞録のジパング発見のようやね。
ロスではもっと早くからやっていたそう。

資料によると、日本の縮毛矯正ストレートパーマは、この世界では一番なのだそう。元々はパーマスタイルを取るのに、パーマ液を使ってストレートに伸ばしていたのを、その原理を利用して天然パーマ、縮毛をまっすぐ伸ばせるように開発したのだそうだ。ドライヤー、ヘアーアイロンを使用し、薬品を加温して効果を上げ、トリートメントを行いながら、縮毛の内面の毛髪のウエーブを伸ばし、固定する。

私の髪も、ヘアーアイロンを使って二人掛かりで仕上げること4時間。ようやく終了。
確かに、さらさらつるつる。丁寧な仕事ぶりと、完璧な仕上がりが「ジャパニーズ・マジック」の所以かしら。これで私もアジアンビューティーの仲間入りやね。でも疲れた。

そこで美容師さんから諸注意が。パーマを固定させるために、4日間はシャンプーをしてはいけないということ。
え? それは結構きついですね。夏場はどうすんだろう。

そして、薬品とアイロンを使い、毛髪の内部にかなり負担がかかっているので、2週間後にサロンで特別なトリートメントをするよう薦められた。え? そうなの? また来ないといけないの?

そして、本日の「ジャパニーズ・マジック・ストレート・パーマ」の料金は、$350也。わー、高ーい! 確かセレブのヘアースタイル代は$500位からと聞きましたが、貧民の私にとっては、それ以上に匹敵しますね。

しかし、日本の縮毛矯正パーマがニューヨークでも人気なのは、何となくうれしい限りです。
でも、しばらく水飲んで暮らさねば。(チン・ペーペー)