後輩をバックダンサーに……ジャニーズの伝統スタイル
Kinki Kidsの2人は38才、結成は1992年。デビューはV6の方が早いが、現在活動中のジャニーズ事務所のグループで結成歴はTOKIOの次だ。
ジャニーズJr.は先輩がテレビ出演する際にバックで踊ったり、ライブや舞台ではバックダンサーや衣裳の着替えなどをサポートするなど、付き人のような役割をすることも多い。
TOKIOは当初からバンドスタイルだったため、大勢のJr.たちをバックダンサーに従えて歌う「ジャニーズの伝統スタイル」を実践・継承し、後輩を育ててきたのはKinKi Kidsだ。
嵐もKAT-TUNも……KinKi Kidsのバックダンサーだった
KinKi Kidsのバックを務めて育ったジャニーズタレントは数多く、「KinKi Kidsのバックで踊ったらスターになる」と囁かれていたほどだ。
嵐は『硝子の少年』、『愛されるよりも愛したい』、『ジェットコースターロマンス』でバックダンサーを務めた。生田斗真は、初めてステージに立ったのがKinKi Kidsのコンサートだった。
Jr.時代のタッキー&翼もKinKi Kidsのバックを務めた時期はあったが、2人は別格であり、さらに先輩の少年隊やSMAPのバックで踊ることもあった。
KAT-TUNは光一がNHKの『POP JAM』のMCに抜擢された際、その専属バックダンサーとして結成されただけに、非常に多くの楽曲のバックダンサーを経験している。『かなしみブルー』でバックダンサーを卒業した。
KinKi Kidsのバックで踊った年上の先輩も
KinKi Kidsがデビューする前、堂本光一・堂本剛・TOKIOの長瀬智也・V6の井ノ原快彦の4人で「ジパング」というグループを結成する噂があった。
実際、長瀬や井ノ原はプライベートでも堂本光一、堂本剛と行動を共にすることが多く「2人と同じグループでデビューする」と思っていたという。
1986年に事務所に入ったV6の長野は、少年隊や光GENJIのバックで踊り、7才年下で後輩にあたるKinKi Kidsのバックでも踊った。
また、長野とJr.時代から仲が良く、苦楽を共にしていた井ノ原もKinKi Kidsのバックで踊っている。
年齢も先輩後輩も関係なく、多くがKinKi Kidsのバックで踊った後にデビューしている。「KinKi Kidsのバックで踊ったらスターになる」というジャニーズ伝説は本当であるようだ。
(佐藤ジェニー)