ここ最近、芸能界はSMAP解散危機の話題で持ちきりだ。年明けからベッキー不倫やDAIGO・北川景子結婚などのビッグニュースが相次いだが、SMAPの件はそれらが吹き飛ぶくらいのニュースだろう。


このニュースの鍵となっているのは、SMAPの敏腕マネージャーとして知られた飯島氏とジャニーズ事務所の重鎮であるメリー喜多川氏との確執。
各スポーツ新聞の後追い報道ではメリー氏が激怒しているという話題が多いが、事務所トップのジャニー喜多川氏のコメントは聞こえてこない。

【キムタクが独立? 以前にもあったSMAP解散危機】


しかし、以前にSMAP解散が騒がれていた最中、ジャニー氏がSMAP解散について話したことがあるのだ。これは1997年に遡る。

1997年、木村拓哉の独立問題でSMAPは解散の危機を迎えていた。当時、『ロングバケーション』で社会現象を巻き起こすなど、ジャニーズ事務所の中でもダントツの人気だったキムタクが、収入面等で事務所に不満を抱きジャニーズから独立すると報道されていた。
今回の件はキムタク以外の4人が離脱するのではというものだが、この時はキムタクだけがジャニーズを抜けるのではと取り沙汰されていたのだ。


【SMAP解散について語ったジャニー喜多川】


そんな騒動の真っ只中の1997年、『AERA』にてジャニー喜多川氏はインタビューに応じ、この騒動について言及している。
SMAP解散について話が及ぶと、ジャニー氏は中居くんの凄さを上げ、こう語っている。
「中居くんが自分のことを捨てて押えてる、彼は凄い。彼なしではSMAPなんか今頃ない。SMAP解散については中居くんに聞いてみましょうで、いいわけですよ」

その後、喜多川氏はさらにSMAP解散の件について、以下のようにも語った。
「彼たちも年をとってるわけだから。
あとはそれぞれの気持ちの持ち方ですよね。我々じゃストップかけられないことだからねえ」



とはいえ、現在進行形で起きているSMAP解散騒動を振り返ると、メリー氏と飯島マネージャーの争いにSMAPが巻き込まれ、本人たちの意思が尊重されていないと感じる。
特にジャニー氏のコメント通り、自分を犠牲にしてきた中居くんは今、どのような心境なのだろうか。

おそらくSMAPメンバー全員はもちろん、ファンたちも皆同じ気持ちでSMAP存続を願っているに違いない。
ぜひとも事務所社長のジャニー喜多川氏の鶴の一声で、SMAPが存続し続けることを願いたい。